動画とテキストで理解!介護福祉士国家試験の実技試験対策

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介護福祉士 実技試験

ここでは実技試験について概要から、実技対策の動画の情報などをご紹介します。

実技試験で合格するためのポイントや勉強方法など、合格に役立つことをまとめてありますので、ぜひ最後までお読みください!

目次

1、実技試験の問題例
2、実技試験で問われる内容とその対策
2-1、介護の原則
2-2、健康状態を把握する
2-3、環境整備をする
2-4、身体介護をする
2-5、会場の間取りと当日の流れ
3、実技試験合格に一番大切な心構え
4、これでわかる! 実技試験で問われる技術と、模範実技の動画紹介
4-1、移乗
4-2、歩行器(ウォーカーケイン)
4-3、着替え
4-4、車いす
4-5、シーツ交換
4-6、手引き歩行
4-7、ポータブルトイレ
5、実技試験で絶対やってはいけないポイントとその理由
5-1、危険行為に当たる動き
5-2、相手に不安を与える誘導
6、実技試験の免除について
6-1、介護技術講習を受講する
6-2、実務者研修を受講する
6-3、介護技術講習と実務者研修の違い
7、まとめ

1、実技試験の問題例

実技試験の問題数は毎年「1問」だけです。問題に提示されている内容で、実技を行い、合否が問われます。

例えば、第26回の試験問題は下記のとおりです。

遠藤ミツさん(80歳)は、2か月前に視力を失い、生活全般に一部介助を必要としています。 遠藤さんは、食事に行く準備を整え、身だしなみを気にしています。 居室のいすに座っている遠藤さんを食堂まで歩行介助してください。 そして、遠藤さんが食卓について、スプーンを持つまでの介助をしてください。本日の献立は、カレーライスです。 遠藤さんの返事は、「はい」または、うなずくだけです。
制限時間は5分。試験管の前で実際に介護作業をすることで、その習熟度を問われます。

2、実技試験で問われる内容とその対策

 2-1、介護の原則

介護の原則は下記の3つです。

(1)、安全・安楽
(2)、自立支援
(3)、個人の尊厳

この原則は合格のために非常に重要なポイントですので、もしまだ覚えられていないという場合は、スラスラと言えるように暗記しておきましょう!

 2-2、健康状態を把握する

相手の健康状態を把握するため、まず、

  • 外見(観)の変化を察知する観察
  • 意識(反応)状況の変化を察知する
  • 体温、脈拍、呼吸の測定

などを行います。どこか変わったところはないか? 表情、顔色に変化はないか。また、体温や脈拍、呼吸についても異常がないか確認します。

 2-3、環境整備をする

環境整備については、患者が快適に過ごせるための環境を確認します。

室内環境について、

  • 換気はできているか?
  • 温度、湿度は最適か?
  • 冷暖房は稼働しているか?
  • 清潔な環境が保たれているか?(掃除が行き届いているか?)
  • 採光(部屋に光が入るようになっているか?)

また、患者が休むベッドについても、ベッドの機能、ベッドメイキング、リネン交換などを確認し、おかしなところがあれば直すようにします。

 2-4、身体介護をする

身体介護について、実技試験で問われる範囲は下記のとおりです。

一、体位と体位変換

  • 体位の種類
  • 体位(身体)の保持と膝折れ防止
  • テコの原理、ボディ・メカニックスの活用
  • 体位の変換

体位をどのように保つと患者が快適でいられるか、体位を変えるためにどのような動きをすればいいのか、ということを理解しておきましょう。これまで見よう見まねでなんとなくやっていたふだんの動きを、再確認しておくと確実です。

二、移乗動作

  • 車いす
  • ポータブルトイレ
  • ストレッチャー
  • いす

※ストレッチャーとは医療現場における患者用搬送機のこと。

患者を移動させるときの車いす、トイレに移動できない場合のポータブルトイレなど、介護に必要な道具の使い方、動作の理解が求められます。使い方がわからないもの、不安があるものについては、事前に確認しておきましょう。

三、移動・歩行介助

  • ベッド上での移動
  • 車いす・ストレッチャーでの移動
  • 肢体不自由者の歩行介助
  • 視覚障害者の歩行介助

患者が移動する際の動きを、いかにサポートすればいいか。その理解が問われます。

四、食事の介助

  • 食事の種類と介助
  • 食前の介助
  • 摂食の介助
  • 食後の介助

五、排泄の介助

  • トイレおよびポータブルトイレへの誘導と介助
  • 便器、尿器の介助
  • おむつの介助

一人で排泄ができない患者のための、介助のやり方が問われます。

排泄介助は、日常生活の基本的行動にかかわりますよね。患者に「恥ずかしい」という感情が生じては、無理に我慢させてしまうことになります。介護する側は、介助される側のそうした精神的な負担や、身体的な不快感が最小限になるように努めなければなりません。

六、保清の介助

  • 清拭
  • 入浴・シャワー浴
  • 足浴・手浴
  • 洗面
  • 口腔ケア・義歯の取り扱い
  • 洗髪

七、衣服の着脱

  • 衣服の着脱
  • 寝衣の交換
  • 衣服のたたみ方

八、整容の介助

  • 髪をとかす
  • ひげそり

六~八は患者の衛生管理、及び美容に関するものです。入浴介助はもちろん、女性ならば長い髪のケア、また男性はひげそりなど、日々生じる部分でのサポートの方法理解、実践力が求められます。

2-5、会場の間取りと当日の流れ

下図はこれまでの試験に使われた部屋の間取りの一例です。

http://www.caresapo.jp/shikaku/kaigo/jitsugisokuhou/

このように、実際の介護の現場を模した部屋が準備され、そこで実技試験を行うことになります。

3、実技試験合格に一番大切な心構え

試験で問われる介護の原則(2-1参照)を守り、知識とともにその実行ができている、ということを実技で試験管に見せられるようにします。

たとえば第26回の試験問題(1参照)の場合は、

安全・安楽の観点から
⇒歩行介助の際、転倒・強打などの危険を伴う行為はないか? 食卓のいすに座る際、転倒・強打などの危険はないように介助できたか?

自立支援の観点から
⇒相手の上着を整える、歩行介助、いすに座らせる、食事の準備の際に、患者が自分でできることは自分でさせ、その介護を行うことができたか?

個人の尊厳の観点から
⇒相手の「遠藤ミツ」さんへの言葉遣いは適切であったか?

※「おばあちゃん」ではなく、「遠藤さん」と名前で呼び、目を合わせて話しかけることが大事です。

4、これでわかる! 実技試験で問われる技術と、模範実技の動画紹介!

4-1、移乗

自力では立てない人や、体重の重い人の移乗について動画で説明しています。

4-2、歩行器(ウォーカーケイン)

歩行器の使用方法についての動画です。固定式タイプと交互式タイプがありますが、そのどちらも詳しく紹介しています。

4-3、着替え

着替えの介助をパターン別に紹介している動画です。洋服や体位など、パターンによって介助の仕方は違いますが、この動画を見ればそれぞれのポイントを掴むことができます。

4-4、車いす

ベッドから車いすへ移動してもらう時の動画です。

4-5、シーツ交換

患者が寝ている状態での、シーツ交換の仕方を説明している動画です。

4-6、手引き歩行

手引き歩行の動画です。患者は歩行中、いつ、どの方向へ転倒するかわからないので、安全に移動してもらうために、手を引いて歩く必要があります。

患者の足腰の状態によっては、すり足で介助するなど、相手の歩行ペースにあわせるようにします。

4-7、ポータブルトイレ

ポータブルトイレについて説明している動画での説明です。この際は移動の際に転倒したり、どこかに体をぶつけたりしないように、安全面を重視します。

5、実技試験で絶対やってはいけないポイントとその理由

5-1、危険行為に当たる動き

患者を危険にさらす行為は、実技試験では不合格の対象になります。

  • ベッドなどから転落しそうになる
  • 体を車いすやベッド等にぶつける
  • 車いすブレーキのかけ忘れ
  • 立位や座位の保てない方を立たせる、もしくは座らせたまま放置する。
  • 麻痺側を下に寝かせる

これらの行為をしないように、最優先で考えておく必要があります。

5-2、相手に不安を与える誘導

相手に不安を与えないように、「これからテーブルに移動しますよ」「お風呂場に行きましょう」などと、常にアクションの前に声をかけてあげるようにします。

介護をされることについて、逆の立場であなたも想像してみてください。自分の身体が不自由だとしたら、これからどこに連れて行かれるのか? 何をするのか? どんな体の動きをするのか? などが事前にわかっていないと、とても不安になってしまいますよね。

移動などのアクションを行う際には、まず患者に意思の確認や、これからすることの説明が必要です。

6、実技試験の免除について

6-1、介護技術講習を受講する

すでに現場での経験が豊富な人や、学校で十分な技術を身につけている人は、筆記試験を終えると実技試験を免除され、介護福祉士の資格を取ることができます! クルマの免許を持っている人が、自動二輪の免許を取得する時に学科試験が免除されるのと似ていますね。

まず免除の対象となる「介護技術講習」について。介護福祉士養成施設等が実施するこちらを受講し、修了認定を受けたら、受験申込時の申請により、実技試験が免除されます。

「介護技術講習」は、厚生労働大臣に介護技術講習の実施を届け出た介護福祉士養成施設等で実施されます。

公益社団法人 日本介護福祉士養成施設協会
http://www.kaiyokyo.net/

6-2、実務者研修を受講する

実務者研修(6カ月以上)を受けることで、実技試験が免除されます。

「実務経験3年以上」で、平成24年度以降に実務者研修を受講し修了したら、受験申込時の申請により、実技試験が免除されます(社会福祉士及び介護福祉士法施行規則附則第2条による経過措置)。

6-3、介護技術講習と実務者研修の違い

介護技術講習は、平成17年度から実施されている、介護福祉士試験を受ける予定の方を対象とした講習です。

これは福祉専門学校で開講されるので、申し込み先は各学校です。受講料は学校により異なりますが、4万円~6万円とされています。受講の申込期間、定員数なども学校によって異なりますので、こちらを受ける場合は学校へ確認しておきましょう。

実務者研修は、平成29年1月実施の介護福祉士国家試験を実務経験で受ける全ての人に、修了が必須となる研修です。

平成28年1月の国家試験までに実務経験3年を満たせない場合は、実務経験のみでは介護福祉士国家試験を受けられなくなります。

この研修は、地方厚生(支)局長の指定を受けた実務者養成施設などで実施されます。

厚生労働省

7、まとめ

介護福祉士の実技試験は、現場での動きがしっかりできているか、その精度と理解度を問われます。

どんな問題が出るのか、求められるスキルがどんなのものか。当日、緊張の中でも自分らしく行動できるように、ここでの説明や動画を確認して、自信を持って試験に臨めるようにしましょう!

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